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PART 3 |
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まずはおなじみノートルダム寺院(大聖堂 Cathédrale Notre Dame de Paris)。前述したように、私はカルチェ・ラタンを縦断してここに来るのを恒例にしています。いつもこのアングルだけど、これがいちばんカッコよく見えるんですよね。真正面だと意外に変な感じ。 |
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左岸側から見るとこうなっています。PART 1で紹介したカフェPanisを出たあたりです。後ろ側(サン・ルイ島側)から見た姿は2009年に紹介しました。 |
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ノートルダム大好きなので、滞在中に3回は行きますね。 |
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さて今度は左岸にあるサン・ジェルマン・デ・プレ教会(Église Saint Germain des Prés)。6世紀中ごろに大修道院(abbaye)がこの地に設立され、フランク王国の発展とともに宗教的センターの役割を強くしていきました。現在の建物のうち尖塔と身廊は11〜12世紀のもので、まともな建築物としてはパリ市内で最古です。名称のプレ(prés)は原っぱのこと。最初このあたりは市の中心(シテ島)から少し離れた原っぱだったらしい。 |
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古い建物だけに規模はそれほど大きくないですが、中は渋くて、意外に明るい。このすぐ外を走るサン・ジェルマン通りは交通量が非常に多い道路で、目の前が主要交差点(変形五叉路)でもあるのに、内部はそういう喧騒とは別世界のように感じられます。 |
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3つ目はこれも左岸のサン・シュルピス教会(Église Saint Sulpice)。サン・ジェルマン・デ・プレから200mくらい南に行ったところにあります。17世紀中ごろに造りはじめ、完成したのは1870年だそうですから、絶対王政が終わって革命になって帝政になって王政復古してまた革命があって帝政になって2度目の帝政が崩壊しようという時期ですよね。ノートルダムも200年くらいかけて造っているし、この手のものは時間がかかるようです。 この教会はかなり大きく、狭くてごちゃごちゃした町なかにあるのでなおさら威容を感じます。正面にはヴィスコンティ作の噴水が置かれています。 |
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この教会の歴史的・文化的な価値とは直接かかわりないことながら、ベストセラーとなった『ダ・ヴィンチ・コード』がここの日時計に謎解きのカギを仕込んだりしたものだから、変なふうに有名になってしまいました。ま、ただ、そうでもなければイチゲンの観光客がいきなり行くことも少ないでしょうね。左岸好きの方はデ・プレとセットでぜひ。 |
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この作品(文と写真)の著作権は 古賀 毅 に帰属します。