古賀毅の講義サポート2026-2027
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Programmes et cours d’étude 教育課程論
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2026(令和8)年度 教職科目における指導・評定方針
2026年7月の授業予定
7月4日 特別活動の構想/特別支援教育の構想
7月11日 教育課程と評価
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REVIEW (7/18) セイセキを成積と書いている人が2桁にのぼります。武士の情けで全部直してあげていますが、教職の授業でこのへんをわかっていないと恥ずかしいですよ! ●教育評価が、単に生徒の成績をつけるためのものではなく授業や学校運営、さらには教育課程や教育政策そのものを改善するためにおこなわれる重要な活動であることを学んだ。(都市、類例複数) ●成績評価に含まれる「教師の教育活動の成果」に対する判定機能という側面が印象に残った。これを教員になったとき忘れないようにしたい。また点数は「ほんの一面」でしかないことに気をつけ、課題を一緒に考える姿勢を示していきたい。(認知) ●単に点数をつけるだけの評価ではなく次をよくするためのしくみになっているのだと考えを改めさせられました。評価(成績評価)に関して教師側に求められる姿勢をよく理解していきたいと思います。(機械) ●教育評価は成績をつけるだけでなく授業や学校、教育活動をよりよくするためのものだという考え方が印象に残った。また4観点から3観点評価への変更には、現在の教育で重視される力の変化が反映されていることがわかり、興味深かった。(認知) ●教育における評価と聞くと、教師と学校が児童・生徒に対しておこなう成績評価しか知らなかったが、今回の授業を通して、教師や学校が受ける評価もあることを知った。(応化) ●成績評価が生徒個人の評価につながるものである、というのは重要なことだと思った。これまで自分が受けてきたテストには教員側の工夫が含まれていることに気づいた。(高度) ●点数をつけるだけでなく教師自身も自分の授業の振り返りなどをするために評価があることを学んだ。うわべだけのやる気ではなく生徒自身の工夫を見ることが大切であると考えた。(高度) ●成績をつける先にあるものは生徒の成長であり、生徒一人ひとりに目を向けて授業改善を図ることが必要だと感じました。(機械) ●「教育する場」である学校において、評価主体と評価対象の力関係があることについては注意していかなければならないと感じた。またその評価の落とし穴や、テストのみが評価の対象ではないことを意識して生徒を広く見ることでどのようなことができるのかについても、考えていかなければならないと思った。(認知) ●学校評価や授業評価で「よくない」と評価された学校や教師がつける成績評価を、「よい」と評価された学校や教師がつけた成績評価とを、高校受験のときに比べるべきではないのではないかと考えた。(認知) ●大学の高等教育機関としての適性性や妥当性を評価専門機関が「認証」という部分において、その評価の基準を詳しく知りたいと思いました。また学校の自己点検評価の重要性や、そこで書かれた問題がどのように解決されていくのか、何か手順や制度などがあるのか、どこかに助けを求めたりすることはできるのかなども気になりました。(認知)
●クラス全体の成績評価を自身の教育に反映させ、すべてを統一するのではなくクラスごとに臨機応変に信仰スピードなどを変えて対応していく、とあったが、限られた授業時間で幅広い範囲を教えなければならない中で、スピードを遅らせる判断をはたしてできるのか悩んでしまった。(高度) ●評価というのがいろいろな視点から得られるということはわかっていたが、しっかりと区別されていることに驚いた。とくに診断的評価が評価に含まれることに驚いた。教育評価を学ぶのは今回のみであるから、今回学んだことを忘れずに評価できるようにしていきたいと思った。(都市) ●総括的評価のデメリット、一発勝負の要素を補うことはできないものなのかなと思った。またICTが発達していく教育現場では形成的評価がしやすい環境にならないだろうかとも思った。(高度) ●教師が生徒につける評価では総括的評価が多い中で、やはり形成的評価など生徒の成長を見ながらつけていくのがいいとは思ったが、それをできないので、新しい評価の軸や観点が必要だなと感じました。そのためにも教師が生徒と同じように評価で一喜一憂すると評価の軸がブレるのでやめたほうがいいとも感じました。(経デ) ●評価という行為は大きな責任を伴っているので、慎重に考える必要があると感じた。評価は優劣を決めるためのものではなく、生徒の成長にも必要であり、教師自身が振り返って改善していく必要もあるので、認識を間違えないようにしたい。(高度) ●中学生や保護者は点数や成績に一喜一憂するといっていたが、それはよいことなのか。私たち教師はこれに同期してはいけないことはわかっている。しかし生徒に質問されると答えられない。(応化) ●今回の授業で評価という概念について理解することができた。ひとつ疑問に感じたのは、生徒に対するリアクションである。生徒自身のモチベーションに成績評価は大きくかかわる。ならば成績のよかった生徒に対し、褒めてあげることも大事なのではないかと考えた。(高度) ●教員の指導の振り返り、生徒の自己評価、進学や就職時の判断材料など、成績評価のもつ役割が多すぎると感じた。生徒が成績評価を経て学習にどう取り組むのかは個人によって変わると思うので、成績だけでなく、それとは別にその生徒が学習と前向きに向き合えるようなフィードバックをすることの大切さを感じた。何を言おうと、社会や保護者は成績を信じると思うので、自分たち教員とその他の人との成績に対する考え方のギャップを忘れずにいたいと思う。(認知)
●成績評価を含め、教育評価は教師側の計画や方法等を測るものだと理解した。教師側で評価する際には、評価のもととなる核をもち、簡単に揺らいではいけないのだと理解した。(認知) ●評価は自己の信念により確信をもっておこなわなければいけない。評価主体が評価先に左右されてはいけないのだと考えた。(高度) ●自分は化学の楽しさを教えたくて教員をめざしているが、楽しい部分だけでなく生徒にとって難しくてつまらない部分を評価のために、いかに教えるかが大変そうだと思った。また、なついてくれる生徒もいれば態度の悪い生徒も当然いるわけで、評価に私情を入れないようにするのが難しそうだと思った。(応化) ●評価は、される側がかなり不利であり、する側はされる側を好き放題できる。だが評価で好きに振る舞った末の結果は信用を失うということが明白であるため、実はこの相互関係は平等だったりするのではないか。(認知) ●中学のときに、テストの点数が高くて提出物もA+という評価を得ているのに5段階中の3をもらったことが何回もあり、悲しかった。 ●成績が決まるのは、大部分は個人だと思っている。教師は土台のつくり方を教えて、その後生徒が土台をつくり、そこに載せていく。教師の教え方が悪ければ少なからず影響はあるものの、結局は個人の責任だと私は考える。私はできてこなかったので、自分自身の責任だと思っている。
●生徒に成績評価をつけるということは、自身がつくった評価規準がどれほど達成されているのかを確認するということでもあるということがわかった。(応化) ●評価規準と評価基準の2種類があり、意味がまったく違うことがわかった。(応化、類例複数) ●評価規準と評価基準は、同時に使われる言葉を同音異義語にしているのは円滑な情報交換を妨げるという点から、あまりよくないと思った。(応化) ●同じキジュンでも評価の仕方に違いがあること、いままでは評価してもらう側だったがもう少ししたら評価する側になっているかもしれないから、今回の内容をしっかりと覚えておく。(電電) ●評価規準と評価基準の話で、ロケットをつくるときにもサクセスクライテリアを決めるので、教育でも同じようなことをやるのだなと考えました。(高度) ●評価基準しか聞いたことがなかったので、評価規準を意識して教育実習してきたいです。私は、勉強は他人と競うのではなく個人で自分のためにするものだと思っているので、相対評価より絶対評価のほうが個人の努力を評価できてよいと思います。(認知) ●指導要録の原本を初めて見ることができた。スライドに載せられている部分以外や、それを書く際の細かなルール等も学んでみたい。(高度) ●3観点評価は知識だけでなく思考力や学習への主体的な姿勢も評価できる点がメリットだと感じた。テストの点数だけではわからない生徒一人ひとりの成長を多面的に捉えることが重要だと思った。(都市) ●知識や技能だけでなく生徒が自ら学習を調整しながら学ぶ姿勢を評価するという考え方は、これからの教育に強く求められる資質を反映していると思う。(都市) ●私が知っている3観点評価は、以前は4観点であったということを初めて知りました。とくに以前の観点にあった「関心・意欲・態度」という観点が現在の「主体的に学習に取り組む態度」というあいまいな観点に変わったのは、以前よりも評価がより難しくなっていて、実際には現在でも以前と変わらない方法で評価していることもあるのだろうと思いました。制度と現場のズレのひとつがこれなのだろうと思います。(経デ) ●評価の観点ごとに何に特化しているのかわかりやすくなっている。たとえば主体性だったら、勉学的な力は劣るが意欲はある、などを評価しやすく、見た人からもわかりやすいと思う。(応化) ●主体的に学習に取り組む態度の評価について、とても難しいなと思った。態度の評価には主観が入ってしまう可能性があり、授業中の発言などは内向的な生徒が不利になるなど、客観的かつ公平に判断することは難しいと思った。(認知) ●主体的に学習に取り組む態度を、生徒全員について毎時間確認しつづけることが難しいと思った。現代ならばIoTの活用による教室センシングなどで評価しやすくなりそうだとも考えたが、それが監視と受け取られかねず、今回の授業で指摘されたような教師による人間性の評価をしているようにも思え、難しいと思った。(経デ) ●塾講師のアルバイトをしていて30人くらいの生徒を見てきたが、主体的に学ぶ姿勢がある生徒のほうが結果に出ていると感じていて、学ぶ態度を引き出すためには教える側が生徒を知る必要があるのだと感じた。(高度) ●思考・判断・表現の評価規準を考えることが難しいと感じたが、評価のつけ方の点でも生徒を見る視点が難しいと考えた。(高度) ●たしかに、答えが合っていればよいと思っていた。過程も大事にしようと思った。教育実習はまだ先だけど、どんどん迫ってきているのを実感して不安になった。単位を落とさないようにがんばりたい。(応化) ●古賀先生も「覚える」ではなく「考える」というプロセスを使うように試験のうえで誘導しているとおり、暗記ではなく考え方を教えられているのかという、自己の教え方にフィードバックになるのがテスト問題であるということを忘れてはならないと思った。(機械) ●他者を評価することはとても難しいことであるからこそ、簡単でわかりやすいものに頼りたくなってしまうが、短期的にではなく長期的にしっかり個々人と向き合う必要があると感じた。評価は相手に対するものであるが、自分への振り返りと改善を考えるために必要なものだと思うので、姿勢としても生徒と同じようにならないように気をつけたい。(認知) ●成績評価の仕方について、教員になる前に専門的な訓練を受ける機会がないため、実際に現場に出てから試行錯誤する必要があると考えると、現段階でも評価する側としての捉え方について考えるなど準備をすべきだと思った。(情工)
教育課程論は、教職課程のうちいわゆる教職専門性(担当教科にかかわらずすべての教員に共通する専門性)の形成にかかわる科目のひとつです。おおまかにいえば、2S教育原理が教育の目的・目標、この3S教育課程論が教育の内容、5S教育の方法・技術とICTが教育の方法を学びの対象としますので、目的・目標を踏まえた教育内容(educational contents)を考える、ということになります。ただ、教育の内容といってもピンとこないことが多いかもしれません。学校種によっても、教科によってもさまざまですし、広がりがかなりあります。また、生徒目線で考えると、教育の内容というのは初めから決まっていて(決められていて)、個々の教師はそれを順に教えていくだけだ、というふうに捉えている人もあることでしょう。たしかに生徒としては、先生が繰り出してくる内容を順に学び、消化していくのが常で、そこにどんな論理や特色があるのかなど、考える余地はほとんどありません。しかし、教育内容というのは自明でも不動でもなく、常にリフレッシュされるものです。グローバル化の進展とともに英語の学習が強化され、ICT/AI時代の本格化とともにプログラミング学習がカリキュラムの中心に入ってくるということからもわかるように、社会のあり方が変わることに伴い、教育課題・教育目標も変化ないし拡張して、それに伴って教育内容も再編成されます。時代とともに不要になる部分ももちろんあり、「私が中学生のころは普通に学んでいたのに、いつの間にか教科書から消えている」といった項目も、思いのほかたくさんあります。社会科とくに公民の内容が、社会状況に応じて変化するのはわかりやすいですが、みなさんの専門である理系教科もまた、科学や技術、そしてそれをとりまく社会状況の変化などに伴って、内容をリフレッシュしていきます。 学校の教育内容を時系列に沿って配置したものを教育課程(course of study)といいます。したがって、教育課程論という名の当科目では、教育の内容だけでなく、それをどのような順に配置するか、どのラインに配置するかといった点も重要になります。とくに高等学校段階では、教科のサブカテゴリとして科目があり、教科そのものはめったに変わらないものの科目のタイトルや切り分け方、必修パターンなどは約10年おきに変動します。自身が中高生だったころの経験に依拠して考えるのがナンセンスであるのはいうまでもありませんが、プロの教師になってキャリアを重ねるあいだに何度も科目構成などが変わりますので、そもそも何のためにそういう配置になっているのかという点を適切に理解しなければ、その時々の生徒に対して指導することはできなくなります。1年生のとき以上に、プロ寄りの視点が重視されることになります。 当科目は3部構成をとります。第1部は、教育課程とは何か、いかなる論理や原理に沿って編成されるのかということを考察します。かなり重要で、基礎的な内容ですが、ゼネラルであるぶん抽象的で、ふだんそのような頭の使い方をしていない人にとっては難解で混乱するかもしれません。しかしこれを突破して自身の頭で思考できるようにならなければ教育者の道は相当に厳しいと考えてください。第2部は、教育課程の基準として国(文部科学省)が示している学習指導要領の内容とその変遷、そして現行の(最新の)学習指導要領の要点を学びます。現行の学習指導要領は、中学校が2021年度、高等学校が2022年度から実施されているもので、すでにみなさんが中高生時代に学んだ内容、構成から変わっています。自分が学んだ内容が過去のものである、と考えると、学習指導要領の歴史(歴代の要点)を整理しつつ、最新のものの新しさや従来のものから受け継がれている部分などを検討することの意味や重要性がわかるのではないでしょうか。また2024年12月に文部科学大臣から中央教育審議会への諮問がおこなわれ、次期の学習指導要領の輪郭が少し見えてきたタイミングです。いままさに中教審において審議中であり、年度内(2027年3月ころ?)には、学習指導要領の骨格となる答申がおこなわれるものと予想されます。第3部は、現在の教育課程を構成する教科以外の領域を一つずつ取り上げて、教育課程上の位置づけやその特色、課題などを考察するブロックです。道徳教育、キャリア教育、総合的な学習(探究)の時間、特別活動、特別支援教育を取り上げます。これらに関しては、それぞれ個別の教職科目があり、4S以降で順次学んでいきますので、そのあらましを紹介するインデックスの意味を含みます。教育課程の全体像を捉えるために、あえて個別の内容を考えるという試みです。当科目では、教育用語が頻出します。「学校の先生」であれば誰でも普通に知っているが、生徒を含む一般人は知らない単語が毎回のように出てきます。意味は調べればすぐにわかりますが、位置づけや「意義」は一筋縄ではいきません。2年生になって、いよいよ教職課程の学びも本格化していきます。心と頭のギアを切り替えて臨むようにしてください。
学習指導要領および学習指導要領解説は随時紹介します。下のサイトから各資料にアクセスできます。書籍版もありますので希望者は購入してください。 <評価> ●提出物(レポート)の内容により評定します。 |