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5 恒例パリ飲み食い編





La Vieille Tour

カモのコンフィ(Confit de canard) €15.00

グラスの赤ワイン €5.00
カフェ €2.40

パリに着いた夜、いつものようにムフタールの坂道を登って1食目をめざすのですが、羽田国際化の余波で成田発NH205のパリ着が19時半と大幅に繰り下がり、調子が狂いました。サマータイムにして真っ暗、しかも月曜のムフタールは休業する店が多いので、気分もあまり盛り上がりません。胃の調子もいまいちの気がしたので、ムニュ(定食)をやめてコンフィを単品、そしてワインもワングラスにしておきました。何度も来ている店なのも、冒険したくない気分だったからです。コンフィ(肉の脂漬け)は美味でした。





Le Saint André

Formule du midi (お昼のコース) €14.00
前菜: ゆで卵のマヨネーズ添え(Œuf mayonnaise
主菜: ばら肉のステーキ、エシャロットソース(Bavette échalote

グラスの赤ワイン €4.00
カフェ €2.80

それにしても冒険しないな〜。ここいったい何回目!?

この日の午前中は雨がちで、早くどこかに入ってしまいたかったのもあり、サン・ミッシェル地区に戻ってすぐ、いつものカフェ兼ブラッスリーに足を向けました。フォルミュル(formule)というのはムニュ(menu)の簡略版で、前菜+主菜または主菜+デザートという組み合わせを選べます。1215時限定とのことで、店員さんに勧められたのですが、前はフォルミュルなんてやっていなかったと思う。ここの日替わり肉料理はわりに美味しいのですが、何となく身体がステーキを欲したので、バヴェットにしました。レアで頼んだのでなかなか噛み切れず、肉と格闘した感じがします。前菜のウフ・マヨネーズというのはパリではよく見かけますが、注文したのは初めて。「ゆで卵にマヨネーズをかけたもの」という、びっくりするほど想像どおりの食べ物でした。マヨラーじゃないし、こんなにかけたら塩辛くて血圧上がっちゃうんじゃないの? ということで大半をこそげ落として食べたので、ウフ・マヨネーズではなくほぼ「ウフ」の状態でしたわ。

かねてこの店は「帰る日の昼食」での利用が多かったのだけど、昨年あたりからNH206(パリ→成田)の利用がなくなり、飛行機で欧州の別の都市に飛んで直帰するパターンになりつつあります。今回もそうなので、どこかで1回くらいこの店を使おうという心理がはたらいていたのかもしれません。


 
タバコをふかすお姉さんたちとのあいだにはガラスの仕切りがあります
つまりあちらはテラス席 フランスでは室内が全面禁煙と法律で決まっているため
タバコを吸う人は外の席で飲食するしかありません


La Lutèce

Plat du jour (日替わり料理) €11.50
サケのラヴィオリ、クリームソース(Ravioli au saumon, crème
クローネンブール1664 25cl €4.80
カフェ €2.80


外観を撮りそこねたので、1年前の写真で失礼します

サン・ミッシェル通りに面したカフェ。一等地・表通りの大型店なので特段に期待することもないながら、ホテルに戻るバスの停留所がこの目の前なので、ちょいちょいコーヒーを飲みに入っています。ランチどきだったので初めてフードを試してみました。いうところのグラタンに近い料理で、味はいいのですが、ドンブリのような器にぎょうさん盛られていて、終盤は飽きてきました。そういえば暮れにアヴィニョンで似たような料理を食べたっけなあ。



Le Volcan

Menu €17.00
前菜: 野菜のポタージュ(Potage de légumes
主菜: スペアリブの煮込み(Travers de porc + €2
デザート: チーズ(fromages

赤ワイン 小ピシェ €7.00

ムフタール通りの北限、ここからデカルト通りに変わります。この前は何度も通っているけど、昼間見てもぱっとしなかったので、スルーしていました。ネットの地図で見ても店名が表示されないので、さいきん経営が代わったのかもしれませんね。夏場なのでガラス戸がオープンになっていて、ムフタールの様子を見ながら食事できるのはうれしいです。

ポタージュにはいろいろな材料が入っているみたいですが、トマトの風味が強め。ベースにしているブイヨンが美味いですね。メインのスペアリブは、写真で見るとそうでもないようだけど、130gくらいはありそうで、肉だけでお腹いっぱいになってしまいます。スペアリブにはハチミツとだいたい相場が決まっており、これもどうやらそのようです。うっすら甘めだね。ま、目隠しして環境とか盛りつけを見せないようにしつつこれを食べさせたら、多くの日本人は「豚の角煮」(または沖縄のラフテー)と答えることでしょう。なお、€17のムニュですが、この料理を選んだ場合にはプラス€2かかります(こういうのはよくあります)。この値段のコースでデザートにチーズがあるのはめずらしい。さすがにアシエット・ド・フロマージュ(assitette de fromages 盛り合わせ)ではなく単にfromages(いちおう複数形)となっていました。定番のカマンベールとシェーブル。日本人にとって、というかフランス人以外の民族にとって、デザートにチーズというのは??なのですが、縁起物だというので久しぶりに頼んでみました。その場合は、ワインを残しておくのが作法です(パンはあらためてもってきてくれます)。普通に美味く、食後の時間をゆったり過ごすつもりでいたのだけど、ここで突然、1年半前に治療したはずの左上の親知らず付近が疼き出し、たちまち激痛に変わりました。食後のコーヒーも飲まずに宿に戻り、緊急措置でバファリン飲みましたが、1時間くらいベッドで悶絶しました。翌日以降のスイスでもたびたび発症して大変でした(帰国後にデリートしました)。それにしても、硬い肉ではなくチーズを舐めているときに歯痛になるなんて、重症ですな。


 


Panis

カフェ €2.40

パリに着いた翌日、ムフタールを登って、デカルト通りを下り、サン・ジェルマン通りを横切ってノートルダムを参詣するという習慣はいつからだったかなあ。2008年ころにはもうやっていたような気がします。で、ほぼそのから、ノートルダムの前にあるこのカフェの、角の「特等席」に陣取ったような。ノートルダムは、なぜかものすごい行列ができていたので、いったんは「別の日に入ろうかな」と去りかけたのだけど、習慣を崩して旅先で変なことが起こっても嫌なので、行列に並んで中に入りましたとさ。



Le Canon des Gobelins

カフェ・クレム €3.90
カフェ €1.40

常宿ちかくのレ・ゴブラン交差点に面したカフェ。何かとお世話になります。サン・マルセル通りに面した席(テラスではなく室内)で、バス停まわりの人の流れを見ながらお茶するのが好きなのです。それと、昨年2月以降はパリから他の都市に転進する日の朝にここに寄るのが定番化していますので、時間の余裕があまりない中で、7時半ころやってきてカウンターでカフェを1杯。朝のカフェ、それもカウンターって、どの店でも常連のおっちゃんがやってきて店員としゃべりながら新聞を読んでいる場面が見られます。

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