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6- もりもりランチ&ディナー |
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L’Atlantid
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12時間のフライトを経てパリに着いた夜、さっそく常宿ちかくのムフタール通り(Rue Mouffetard)を登り、第1ディナー。いまはサマータイムで日本との時差は7時間ですので、長〜い昼をかけてユーラシアを横断し、フランス時間の夕方に到着ということです。夏の渡仏は久しぶりだけど、20時くらいまで明るいのはいいですね。それと、ここはちょいちょい使う鉄鍋通り(Rue du Pot de fer)なのですが、狭い道路にテラス席をたくさん設けてあります。冬にもあるにはあるが、外で食事する人はやはり少ないです。パリ初心者だったころお世話になった教授にこの通りのレストランで昼食をごちそうになり、パリジャンが普通に屋外でごはんを食べるのを新鮮に思ったのを思い出す。 このレストランも久しぶりだなあ。通常は€16.90のコースなのですが20時までは割引価格です(日本人の感覚だとど真ん中の時間なのでありがたい)。最近はサイゼリヤあたりでも出てくるのでありがたみの薄れたエスカルゴですが、まあ縁起物みたいなもの。メインはポークのかたまりをソテーしたもので、フランスではよくあるマスタードソースをまぶしてあります。カジュアル・レストランで食べる肉は豚でも牛でも鶏でも仔羊でも、「やわらか〜い」(女性レポーターふうに)ということはなく、基本的にがっしりしています(笑)。今回のディナー、味は、まあまあまあ、だな。 |
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La Vieille Tour
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ここは2月にも行ったところですが、味がよかったし、お店の兄さんと目が合って誘い込まれたので、またもお世話に。入ってみたいレストランは他にもあるのだけど、1人だと変な感じになるんですよね。そこが西欧での夕食の弱点。晩飯だけ付き合ってくれる人を募集しております。ワインくらいごちそうします(笑)。 日本人の感覚だと「サラダ」というのはちょこっと盛られた野菜類なのですが、こちらのカジュアル・レストランやカフェ、ブラッスリーなどでサラダという名の皿をとると、どかんとものすごい量。ところによっては、居酒屋のコース料理で供される大皿の生野菜みたいに見えることがあります。「今日はお腹すいてないんだよなあ」というときなど注意ね。ラルドンというのは不勉強で知りませんでしたが、帰国後に辞書で調べたら豚の背脂を固めて細切りにしたものらしい。食べた感じではベーコンと大差なかったです。載っているのはchèvreという羊乳のチーズをオーブンで焼いたもの。においがきついので日本人は不得意かもしれません(ま、こんなのまだにおわないほうだけど 笑)。ワインに合うよ。今日のメインはアヒル(家カモ canard)。ローストして甘いソースをかけてあります。いつもコンフィ(confit)ばかりなので目先を変えてみたが、まあ想像どおりの味だなあ。美味しいですけどね。 いつもいうように、デザートは要らんのだけどなあ。コースについてくるので仕方ない。前回同様にソルベ(シャーベット)を頼みましたが、甘いなあ。女性なんかは、デザートを楽しみに食事するという人も多いでしょうけどね。フランスではおっさんもデザートを楽しみにしている様子です。ごっついケーキとかよく食べてますもん。 |
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Hippopotamus
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わざわざフランスに行ってチェーン店のステーキを食べるかどうかわかりませんが一応レクチャーしておきますと、肉を選んだら焼き方、ソース、付け合わせを指定します(英語メニューが用意されています)。筆頭にあるバーベキューソースは(マックナゲットのと同じで)甘いケチャップみたいなやつだから、せっかくの肉の味を消してしまうような気が。いつもペッパーソースを頼みますが、塩コショウで食べるのが最も美味。ビールとグラスワイン、カフェまで込みでちょうど€30でした。もりもり。 |
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Le Saint André
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今回のチョイスはバラ肉。やや固めですが、要はカルビ付近で、なかなか美味しい。エシャロットを炒めて甘みを出したものをソースにしています。窓際の4人は両親、息子と息子の彼女らしく、初めて彼女を紹介している場面らしい。ママさんが大皿のフリット(フライドポテト)を別注して、彼女にも「さあ食べなさい」なんて取り分けていましたよ。何年か前にあの窓際で一緒に食事した次女は数日前に嫁に行ってしまいました。(元気でね〜〜) |
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Une Sandwicherie greque
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サン・ミッシェル広場の東側、ノートルダムへ向かう裏道の一帯は観光レストランが林立するほか、ギリシア風サンドイッチ屋の多いところ(2月の号を参照)。ちゃんと着席して食事するぞという決意にもかかわらず、肉のかたまりばかり食べつづけて気が進まず、サンドイッチをテイクアウトしてノートルダム前で食べるという安直な夕食に^^ とはいえかなりボリューミーなですし脂っこいので、軽いということでもありません。 いわゆるケバブのたぐいで、ピタまたはバゲットに焼いた牛肉の細切り、レタス、たまねぎ、トマトなどをはさみ、どういうわけかフランス流はフライドポテトをその上から突っ込みます。まあ「ちゃんとした食事」に比べるとはるかに安いので、若い方はぜひどうぞ。以前、フランスに留学した経験のあるソムリエの女性が「お金がないのであのへんのギリシアサンドイッチはみんな食べつくしたんです。もう二度と見たくない(笑)」といっていました。 |
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Le Clou de Paris
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最後は、ここもおなじみのル・クルー・ド・パリ。夏に訪れるのは初めてで、隣接するレストランともどもサン・アンドレ広場の真ん中にテラス席をしつらえてあるのでいつもとはかなり違う感じがしました。下の写真はいつもの「指定席」なのだけど、ガラスの覆いを取り去ってテラス席と「地続き」になっています。やっぱり夏はいいなあ。 日替わりランチはコック・オ・ヴァン。カフェの昼食でよく出てくるやつで、本来は家庭料理みたいなものらしい。す。骨つきの鶏肉を赤ワインで炊き込んだもので、マッシュポテトが添えられます。それにしても肉ばかりよく食ったなああ。順不同で牛・豚・鶏・アヒルと種類も変えていて(このほかランスで仔羊を食べている)一応変化をつけたつもり。昼夜問わずもれなくワインをつけていますしねええ。では来年まで、さようなら。 |
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<Paris Bon weekend おわり> |
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